前戯のやり方とは？愛撫の種類や手順、コツなどを徹底紹介！

「前戯は面倒だし手っ取り早く挿入したい！」

「前戯って必要なの？」

そんな考えを持っている男性もいるのではないでしょうか。

実は前戯を大事に思う女性は多く、おざなりにしてしまうと満足いくセックスに繋がらないのです。

そこでこの記事では、前戯について徹底解説。

前戯の具体的なやり方はもちろん、相手を気持ちよくさせるためのコツやテクニックなど、様々な事柄を取り上げています。

ぜひ参考にしていただき、実際のセックスで活かしてみてくださいね。

前戯（ぜんぎ）とは？

前戯（ぜんぎ）とは、挿入前に行う行為全般を指す言葉です。

例えば、口や手を使った愛撫（あいぶ）はもちろん、ハグやソフトタッチといったスキンシップも前戯に含まれます。

また、どのタイミングが前戯に当たるのかは明確に決まっていません。

一般的にはパートナーが、「これからセックスするかも」と意識した段階が前戯とされています。

デート中に目を見つめたり、相手の身体に触れたりするのも立派な前戯です。つまり、前戯とはキスをはじめとした直接的な接触だけではありません。

セックス前の雰囲気づくりも含めて、挿入するまでの触れ合いはすべて「前戯」に当てはまると言えます。

前戯ってなぜ必要？

膣にペニスを挿入する際、膣がしっかりと愛液で濡れていないと性交痛が生じる可能性があります。

前戯によって女性は性的な興奮が高まり、膣内から挿入の助けとなる愛液が分泌されます。

挿入時に膣が潤っていないと性交痛が起こる恐れがあるからこそ、膣から愛液を分泌させるための前戯は、性交痛を防ぐ意味でもとても大切な行為です。

また、膣から愛液が分泌されるには、「オキシトシン」というホルモンがカギになります。

愛液は性的興奮が高まるほどたくさん分泌される傾向にあります。膣内が愛液で濡れると挿入時に潤滑油となってくれるため、摩擦が軽減されて痛みが和らぐのです。

愛情たっぷりの丁寧な前戯を心掛けて、膣内を愛液で満たしてからの気持ち良いセックスを楽しみましょう。

前戯の手順の決め方

前述したように、性交の前にする行為全般を指す「前戯」。

ハグをはじめ、キスや手マン、クンニなど、その内容は人によりけりです。

そんなバリエーション豊かな「前戯」に、正しい手順や流れはあるのでしょうか。

前戯での各行為の順番について、考えていきましょう。

上半身から下半身に向けて行う

前戯の手順は人によって様々。明確に責める場所の順番が決まっているわけではありません。

しかし、今回おすすめしたいのは、上半身から下半身へと移る手順。

膣やクリトリスのような感度の高い性感帯がある下半身は、一旦後回しにしましょう。

いきなり膣周辺を責めると急いでいるようでムードがありませんし、女性の気持ちもついていかないことが多いようです。

膣よりも遠い箇所から順に愛撫すれば、徐々に相手の興奮を高めることに繋がります。

相手の好みに合わせるのも大切

前戯の内容はそれこそ人によって様々。男性の好みに応じて千差万別と言えるでしょう。

そこで、おすすめしたいのが、相手の好みに合わせて前戯の内容を決めること。

例えば「胸を触ってほしい」という女性もいれば、「触られたくない」という女性もいるなど、人によりけり。

相手とコミュニケーションをよく取り、パートナーが好む愛撫の仕方を理解してから実践するのがベターです。

丁寧なスキンシップで前戯をはじめる

ここからは、具体的な前戯の方法についてスポットを当てていきましょう。

ハグをはじめ、キスや各性感帯への愛撫など、挿入前までにやるべき事柄はイロイロ。

ぜひここに書かれた内容を踏まえ、セックスで実践してみてください。

ハグは雰囲気づくりに効果的な前戯！

セックス前の雰囲気づくりに効果的なのが「ハグ」。

ハグを行うと密着状態になって、相手も自分もドキドキするシチュエーションを演出できますよ。

また、正面から相手をハグするだけでなく、後ろ側から抱きついてみるのもおすすめ。

女性側から見えない分サプライズ感が増すうえに、相手を包み込むような体勢になるので、愛情表現として最適です。

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パートナーにより深く愛情を伝える方法として、「手を繋ぐ」のも吉。

デート中をはじめ、前戯の最中、挿入しているときなど、様々なシチュエーションで実践してみてはいかがでしょう。

お互いの肌と肌が触れ合う感覚から、より距離感が縮まりますよ。

キスは興奮を高めるのに最適

前戯と聞いてイメージしやすい行為の一つが「キス」。

ディープキスがスタンダードだと思いがちですが、一口にキスと言っても様々なやり方があるのです。

例えば、女性の唇に軽くキスしてすぐ離す「バードキス」や、お互いの鼻をすり合わせる「ノーズキス」など、バラエティ豊か。

こういったソフトなキスでムードを高めたあとディープキスをすれば、お互いの気分も高まりますよ。

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男性が責める前戯のやり方

スキンシップで雰囲気をつくったら、前戯に移りましょう。まずは男性が女性を責める前戯を紹介します。

男性がリードする場合は、女性のおっぱいや乳首を責めて徐々に感度を高めていくのがポイント。

感度を十分に高めてから、クリトリスや膣内といった敏感な部分の愛撫へと進みましょう。

おっぱいや乳首への愛撫（あいぶ）で感度を高める

キスでお互いの気分を上げたあとは、おっぱいや乳首への愛撫へと移りましょう。

この場面でも意識すべきなのは、まずは優しいタッチで乳房に触れること。はじめは弱めの強さで乳房を愛撫して、少しずつ力を加えていくのがグッドです。

乳房を十分に愛撫したあとは、乳首への刺激に移ります。

乳首も女性の性感帯の中で比較的敏感な部分。乳房を愛撫して焦らしてから乳首を刺激すれば、焦らし効果バツグンです。

優しく摘まんだり舐めたりしつつ、相手の感度を高めましょう。

【スペンス乳腺を刺激するのも手！】

脇と乳房の境界付近には、スペンス乳腺と呼ばれる性感帯があります。

上手く刺激できればより相手の感度を高められるので、頭に入れておきましょう。

【スペンス乳腺について詳しく解説】
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クリトリスは指や舌で愛撫する

上半身を十分に刺激したあとは、クリトリスや膣といった敏感な部分への愛撫に移りましょう。

特にクリトリスは、女性にとって一・二を争うほど敏感な箇所。

だからこそ、いきなりクリトリスを直に責めると、相手がびっくりしてしまうかもしれません。まずは指で軽く押し付ける形で刺激を加えましょう。

相手が感じてきたら、クンニの体勢で舌を使って愛撫するのも効果的。舌先でゆっくりと舐めつつ、少しずつ動きを加えていくのがポイントです。

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膣内は手マンやクンニで責める

これまでの前戯で膣を十分に濡らしたら、いよいよ膣内です。

膣内を責める際のスタンダードなプレイと言えるのが手マン。指を挿入して徐々に刺激を加えれば、相手に快感を与えられます。

また、手マンだけではなく、舌での愛撫を加えてみるのも有効。手マンの合間に舌を入れてみると刺激がマイルドになり、焦らし効果が上がります。

単調な責め方のみで終わるのではなく、変化をつけることで相手を興奮させましょう。
≫手マンの正しいやり方を詳しく解説！

【激しすぎる手マンはNG】

AVをはじめとしたコンテンツでよく目にするのが、手マンで激しく愛撫する描写かと思います。

相手が感じているように見えますが、実際のセックスで真似をするのはNG。膣内はデリケートなため、痛みを生じやすいのです。

下手すると出血を招いてしまう可能性も。なるべく優しく動かし、パートナーが痛いと言ったらすぐに動かす速度を落としましょう。

女性が責める場合の前戯のやり方

次は女性が男性を責める場合の前戯のやり方を説明します。

基本的なやり方は男性がリードする前戯と同じく、段々と刺激を強めるのが大切です。

ハグやキスといったスキンシップからはじめて、乳首、ペニスの順番で上半身から愛撫しましょう。

また、いきなり素肌には触れずに服の上から性感帯を刺激し、焦らしを男性側に与えるのも効果的です。

前戯でより強い興奮を男性にもたらせるので、ぜひ紹介する内容を参考にしてみてください！

服の上から乳首やペニスを触る

女性から男性に前戯を行う場合、上半身から下半身へ順番に触れていくと良いです。

まずはキスやハグといったスキンシップでムードを高めましょう。

キスは唇だけではなく、頬・おでこ・首すじなどの相手がくすぐったく感じる部分に行うのもおすすめです！

スキンシップに十分時間をかけたあとは、肩や二の腕などに触れつつ、服の上から乳首やペニスを触ってください。

指先で乳首を触ったり、ペニスに手を伸ばしてさすったりしながら、ゆっくり愛撫すると男性側への焦らし効果が高まりますよ。

手でペニスや睾丸を責める

衣服の上から愛撫して男性を焦らしたあとは、ズボンや下着を脱がせて手で直接ペニスや睾丸に触れましょう。

ペニスを手コキやキスで優しく責めつつ、亀頭やカリといったペニスの敏感な部分にも触れて刺激のバリエーションをつけるのが肝心。

亀頭を手のひらでこすったり、カリの部分を指先で優しくこすったりするのがおすすめです。

加えて、もう片方の手は睾丸を優しく握ると、男性側に強い刺激を与えられますよ。

【睾丸に触れる際は一旦パートナーに聞く！】

睾丸が気持ちよく感じるかどうかは、男性によって個人差があります。

睾丸を触られるのを嫌がる男性もいるので、はじめて睾丸に触れる際は「ここはどう？触られて気持ち良い？」と確認してみると良いです。

フェラチオで興奮を高める

手で男性をたっぷり焦らしたら、いよいよフェラチオでの愛撫です。

フェラチオで男性を責める時も焦らしが重要。ただペニスを咥えるのではなく、変化をつけながら行いましょう。

亀頭やカリを舌先でなぞったり、唇のプニプニ感を上手く使って全体を舐め回したりなど、刺激の仕方を変えるのがおすすめです。

また、フェラチオの際に思いっきり音を立てると、男性側に与える興奮度はアップ！

たっぷりと唾液を含んだ状態で頭を上下に動かすと、ジュポジュポとエッチな音が出やすくなりますよ。

【フェラチオの詳しいテクニックを解説！】
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効果的な前戯にするコツ

前戯の具体的なやり方についてご紹介してきましたが、ここからはより深掘りした内容を取り上げていきましょう。

前戯をするうえでパートナーを満足させるためのコツについてフォーカス。

ぜひ参考にしていただき、実際のセックスで活かしてみてください。

イカせることを目的にしない

前戯する際に陥りがちなのが、相手をイカせようとして焦ってしまうこと。

イカせるのにこだわるあまり、動きが激しいだけの雑な愛撫になってしまっては本末転倒です。

前戯はお互いの愛情を確認するような、精神的な充足を目的とした面が強い行為。

そのため、必ずしも前戯で相手をイカせることを目的にしなくて良いのです。

相手を思いやりつつ、楽しもうという気持ちを持って実践しましょう。

体勢はリラックスするか興奮するかで選ぶ

前戯を行う際の体勢に決まった形はありません。

そのため、相手のタイプに合わせて体勢を決めてみるのも良いでしょう。

例えば、緊張しがちな相手なら、リラックスしやすい状態をつくるのが吉。

仰向けで愛撫を行い、体に力を入れなくても良い姿勢にしましょう。

また、マンネリを感じている場合は、興奮しやすい体勢を取るのも手。

相手を立たせた状態のまま愛撫を行えば、刺激的なシチュエーションを演出できますよ。

頭を撫でたりくすぐったりして緊張をほぐす

前戯の際は、ソフトタッチでイチャイチャしてみるのも有効です。

頭を撫でてみたり、髪を軽く触れてみたり、くすぐってみたりして、女性の緊張をほぐしてみましょう。相手も愛情を感じられてムードが高まりますよ。

ただし、あまりにしつこいと怒らせてしまう場合もあるため、注意が必要。

相手の様子を見ながら適度なタイミングでストップしましょう。

いきなり肌に触るのではなく焦らす

セックスで男性が行いがちな行為が、すぐに肌を触ること。

服をいきなり脱がせて肌に触れてしまうと、せっかくのムードが台無しになってしまいます。

服の上からゆっくりと上半身を愛撫すると刺激がマイルドになり、焦らし効果バツグンですよ。

【最初は下着越しに愛撫すると効果的】

膣周辺は敏感な部位だからこそ、直に触れると相手が痛みを覚える場合もあります。

そのため、最初は下着越しに愛撫するのが吉。より柔らかな刺激を与えることができますよ。

肌に触れる時はフェザータッチが効果的

素肌に触れるときは、フェザータッチができるようになるとより効果的です。

相手の肌に触れるか触れないかの距離感で行うのが、フェザータッチの特徴。

5本の指先で軽く触れることで相手が焦らされて、興奮度が上がりますよ。

一味違った前戯が楽しめるので、おすすめです。

【フェザータッチのやり方を詳しく解説】
フェザータッチとは？効果的なやり方を5つのポイントでわかりやすく解説

シチュエーションに変化をつけるのもアリ

前戯を行う際のシチュエーションは、パターンを変えてみるのもアリです。

布団の中に潜って何も見えない状態をつくり、手探りでお互いに触れ合ったり、お風呂の中でイチャイチャしてみたりと、やり方は様々。

服を脱がせず着衣のまま前戯をしてみるのも刺激的ですよ。

ただし、お風呂の中でする場合は、のぼせるのでほどほどに。

言葉責めを織り交ぜるとムードアップ

前戯の際に有効なのは、物理的な刺激だけではありません。

愛のある言葉を囁いて、精神的な刺激を与えることも可能です。

「愛してるよ」や「可愛いね」といった、セリフを前戯の合間に挟んでみてはいかがでしょう。

特に耳元で優しく囁いてあげれば、ゾクッとするような興奮を与えられますよ。

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刺激のバリエーションを持たせる

前戯で相手の体を愛撫する際、バリエーションを持たせてマンネリを防ぐのも手です。

緩急をつけてみたり、特定の部分を執拗に弄ってみたりと、責め方はバリエーション豊か。

他にも指だけでなく舌も併用してみるなど、ぜひ愛撫のパターンを変えてみましょう。

刺激に慣れてしまう前に変化をつけることで、興奮状態を持続させられますよ。

背中から責めるなど体位を変える

相手を愛撫する際のスタンダードな向きは正面が多いかと思います。

正面から行うと相手の目を見やすいうえに、愛撫もしやすいですが、ワンパターンになってしまうことも。

そういった場合は、あえて背中側に周ってみるのが手です。

背中側に立つと相手から見えないため、興奮度はUP。刺激的な状況を演出できますよ。

バイブなどの道具を使う

手や舌を使った愛撫だけでなく、バイブをはじめとしたオトナのおもちゃを試してみるのもアリ。

人の手では生み出せないような動きで、相手に刺激を与えることができます。

ここで注意したいのが、刺激が強くなりすぎる場合がある点。

機械特有の激しい動きに慣れてしまうと、手や舌を使った愛撫では、相手が物足りなく感じてしまうかもしれません。

まずは、手指や舌で愛撫してから、オトナのおもちゃを使用するのがベターです。

前戯の注意点

ここまでは前戯の具体的なやり方やコツといった面にスポットを当ててきましたが、前戯には注意点もいくつかあります。

そんな意識すべき前戯における注意点について、詳しくご紹介してきましょう。

前戯をしても濡れない場合はローションに頼る

前戯を入念に行っても、女性の膣は必ず濡れるわけではありません。

膣から出る分泌液の量は人によってまちまち。

セックス自体に慣れていない女性だと、緊張が先立ってより濡れなくなることもあります。

前戯を入念にしても無理そうな場合は、挿入前にローションを使いましょう。

ペニスを挿入する前のタイミングもさることながら、指や舌を入れる直前から塗っておくのが吉です。

生理前後や生理中は軽めの前戯を心掛ける

男性の中には、「前戯中は勃起していたのに、いざ挿入しようとして勃たなかったり中折れしたりする」という悩みを持っている方もいます。

「挿入したしイカせないと」「今回も勃たなかったらどうしよう」。

そういった不安からプレッシャーを感じると、余計に勃たなくなってしまうかもしれません。

そのような場合は、挿入することに拘らないのが大切です。

性行為をリラックスして楽しめるように、気負いすぎないよう心がけましょう。

乱暴な責め方は厳禁

女性は月に一度月経が存在していて、それによって体の感度や体調などが大きく左右されます。

そのため、生理前後や生理中に特にセックスしたくなったり、逆にしたくなくなったりする人も。

セックスをする前に女性の体調や様子を一度確認するのが肝心です。

また、生理前後でセックスをする場合も、子宮から出血している点に注意。

雑菌によって炎症が起きやすい状態になっているので、セックスはもちろん前戯も激しくやりすぎないのが大切です。

前戯の流れを知って気持ちいいセックスにしよう！

ここまでご紹介してきたように、おざなりになりがちな前戯は、気持ちいいセックスにするために必要な要素。

丁寧な愛撫を意識すれば、相手に深い愛情を感じさせられます。

また、前戯はそのバリエーションも豊か。

工夫を凝らせば、刺激的なシチュエーションを演出することも可能です。

ぜひ参考にしていただき、実際のセックスで試してみてくださいね。