緊縛プレイとはどんなプレイ？やり方から初心者向けの縛り方まで解説

緊縛プレイは、さまざまなテクニックで女性の身体を縛り上げるプレイです。

縛られた女性の見た目の美しさやセクシーさから、その人気はAVで　専門的に取り上げた作品も発売されるほど。

やり方も実にバラエティ豊かで、マスターすれば官能的なシチュエーションを演出できますよ。

しかし、実際にマネしてみようと考えると、いったいどうすれば良いのかわからない方が、ほとんどなのではないでしょうか。

この記事では、どんな道具で女性を縛ったら良いのか、縛るためには具体的にどんなテクニックが必要なのかなど、緊縛プレイを試す上に必要な要素をご紹介。

「緊縛プレイとは、そもそも何か」や「プレイをする際の注意点」、さらに「プレイ初心者におすすめの縛り方」といったトピックスも説明しますので、ぜひ参考にしてください！

緊縛プレイとは？

緊縛プレイを一言で表すと、縄を使って女性の身体を縛るプレイです。

全世界でおこなわれているとイメージする方もいるかもしれませんが、実は緊縛プレイのような縄で女性を縛り上げる行為に芸術的な美しさを見出しているのは、日本独特の文化だとも言われています。

そもそものルーツは、江戸時代に罪人を縛り上げるときに用いられた「本縄」にあるとのこと。

【「本縄」とは】

本縄とは罪人を取り調べに護送するときや晒し者にするときに使われた縛り方です。

罪人が武士であれば「二重菱縄」、町人であれば「十文字縄」といったように、身分や罪状に合わせて縛り方が変えられていました。

罪人は衆目に晒されることが多い分、縛り方にはビジュアルとしての美しさも必要とされ、芸術性も求められていたんです。

この本縄が、時代が進むにつれてアダルトの世界にも取り入れられ、緊縛プレイとして発展。

そういった背景から、緊縛プレイはただ単に「縛る」だけではなく、その見た目の美しさなどのビジュアル性も重視されるプレイとして、日本で独自に発展してきたのがうかがえます。

拘束プレイと緊縛プレイの違い

混同しやすい責め方に「拘束プレイ」があります。

どちらも“女性の身体を縛る”行為ですが、違いを挙げるとすると「縄で縛ること自体を楽しむかどうか」という点があるでしょう。

 【拘束プレイの特徴】

拘束プレイは相手を縛って身体の自由を奪うことが目的で、自分の嗜虐心を満たしつつ相手の被虐心を満足させるプレイです。

相手が動けなくなればOKなので、縛り方や縛るための道具についてはこだわりやルールなどは存在していません。

 【緊縛プレイの特徴】

緊縛プレイはより「縄」で縛ることに特化しているのが特徴。

縛られる側は自由を奪われる被虐心や、縄で縛られる感覚によるゾクゾク感を得られます。

一方縛る側は相手を拘束する嗜虐心や、縄で縛られた身体のビジュアルの美しさを楽しむというような要素があるわけです。

縛り方については「亀甲縛り」「菱縄縛り」など、ある程度は体系化されていて、縄を使って縛る行為に先鋭化したプレイと言えます。

二つのプレイをザックリとカテゴライズすると、まず相手を拘束したり、逆に拘束されたりする「拘束プレイ」という大きなジャンルの枠組みが存在。

そのなかで縛る道具を縄に限定し、縛り方のルールや見た目の美しさを重視するのが「緊縛プレイ」と区別できます。

【拘束プレイのやり方はこちら！】
拘束プレイとは？拘束のやり方からおすすめの道具、注意点などを紹介！

緊縛プレイは上級者向けの「吊るし責め」のような派生形もある

緊縛プレイはただ単に相手の身体を縄で縛るだけではありません。

天井に設置した金具や、天井部を平行に支える梁（はり）に縄をかけることで、相手を空中に吊るしながら縛る「吊るし責め」のようなプレイも存在しています。

ただしこの吊るし責めは、緊縛プレイのなかでもプレイに習熟した上級者でないと難しいプレイです。

「人間を空中に吊るす」ということは、重力で人間の身体が下方向に引っ張られます。

このときに縛る場所を間違えると、おかしなところに体重が集中して体勢を崩してしまい、筋を痛めたり関節が脱臼したりなど、ケガの原因となってしまうんです。

また縛り方が甘いと、いざ女性を吊るしたときにプレイの途中で落下してしまい、こちらもケガの原因となるかもしれません。

縛る場所や吊るしたときのバランスなどがしっかりと計算できる上級者でないと危険なプレイなので、個人で挑戦するのではなくSM店のような緊縛プレイに対応したお店で楽しむようにしましょう。

緊縛プレイに必要な準備や注意点について解説

緊縛プレイは、事前の準備が必要なうえに意識すべき注意点も沢山あります。

「ただ身体を縄で縛れば良いんでしょ？」なんて考えていると、うまくプレイを楽しめないどころか、ケガに繋がる可能性があるのを忘れてはいけません。

どんなプレイでも、ケガをしてしまったらせっかくのエロタイムが台無しになってしまいます。

入念に準備をして、注意点をしっかりと把握して守るようにすることで、やっと緊縛プレイを安全に楽しめるんです。

緊縛プレイに使用する縄の準備

使用する縄は、以前は「麻縄」がほとんどでしたが、現在では他に「シリコン製ロープ」も使われています。

 【シリコン製ロープとは】

シリコン製ロープは、購入してそのまますぐに使用ができるのが特徴。

柔軟性があって身体を傷つける可能性が低くなる点から、初心者向けと言えます。

【麻縄とは】

緊縛プレイと聞くとイメージに浮かぶであろう「麻縄」は、実は中級者～上級者向けのアイテム。

販売時には解れてしまうことを防ぐためタールで固められていて、使用する前に下処理をしなければなりません。

表面が毛羽立っていて、縛られた人の肌に負担がかかって不快感を覚えるケースもあるので、ある程度プレイに慣れた人向けと言えるでしょう。

前述したように比較的扱いやすいシリコン製ロープは、アダルトショップなどでも緊縛プレイ用として売られています。

初心者はまずシリコン製ロープを購入して、慣れてから麻縄にチャレンジしてみると良いでしょう。

【同じロープでもアウトドア用のロープはNG】

ロープのなかにはアウトドア用のロープもありますが、緊縛プレイで使うのは避けましょう。

アウトドア用のロープは登山中に斜面で身体を支えたり、重いものを吊るしたりする用途で主に使われます。

そのため切断するには登山用の大型ナイフを使い、力いっぱい切らなければならないくらい頑丈。

トラブルが発生した場合、すぐにロープを切る必要があるので、あまりにも丈夫すぎるアウトドア用のロープを緊縛プレイに使うのは危険です。

麻縄を使用する際の下処理

先にも説明したように麻縄は、解れてしまうのを防ぐべくタールで固められて販売されていることがほとんどです。

したがって、買った時の状態のままで女性の身体を縛ろうとすると、柔らかさが足りずに痛かったり、肌に擦れて傷を作ってしまったりする可能性も。

実は麻縄は、緊縛プレイに使う前にはさまざまな下処理をして、女性の身体を傷つけないようにしなければなりません。

「本格的な緊縛プレイに挑戦したい」と考えて麻縄を購入した際は、下処理を確実におこなうようにしましょう。

なお麻縄は作成時に葉っぱやゴミを巻き込むことがあるので、必要なら手やピンセットで取り除きましょう。

また、タールで固められていない麻縄も販売されてはいますが、その場合も馬油を刷り込んだり、毛羽立ちの処理をしたりといった、肌触りを良くする工夫は必要不可欠です。

緊縛プレイは高難易度プレイだと必ず意識する

緊縛プレイは「大前提としてかなりの高難易度プレイである」ということは頭の片隅に置いておくべきです。

自己流ではなく、しっかりと緊縛の仕方を知っている人から、できればアドバイスを受けつつ縛り方をレクチャーしてもらうのがベスト。

ただし都合良く周囲にくわしい人がいるとは限りません。

その際はSM系の風俗店で縛り方のレクチャーを受けられるケースもあるので、調べて利用してみるのがおすすめです。

見栄え重視でいきなり難しい縛り方に挑むのは禁物

初心者なのに見栄えを重視して、いきなり難しい縛り方にチャレンジするのはNGです。

緊縛プレイの代名詞には「亀甲縛り」や「菱縄縛り」がありますが、この縛り方は身体の広範囲を縛らなくてはならず、手順も複雑なため初心者向きとは言えません。

手を縛る、足を縛るなど、まずは基本的な縛り方をマスターしてから、少しずつ難易度の高い方法にチャレンジするようにしましょう。

【まずは服越しで練習するのが吉】

慣れていないうちは、力加減などの調節も一朝一夕では難しいもの。

最初は相手が服を着た状態で縛るようにすれば、力加減を間違えて肌を傷つけてしまう可能性が少なくなります。

縛り方にも慣れるまでは練習のつもりで、緩めに縛るように意識すればより安心です。

締めるときの力加減や安全への配慮に注意を

縛るときに、間違っても関節を曲がらない方向へ曲げて固定したり、縄が解けなくなるほどキツく縛ったりしてはいけません。

筋を違えてしまったり、脱臼してしまったり、最悪の場合は骨折したり、といったリスクがあります。

また、パートナーと楽しむ際は、必ず「今から緊縛プレイをする」という共通認識を持って、しっかりと相手の同意を得た上で楽しむようにしましょう。

「痛みを感じたら我慢せずに伝えてもらう」「緊急時にプレイをストップするための合言葉を決めておく」など、安全への配慮も忘れずにおこなうようにしてください。

血流が完全に遮断されるほど強く縛るのは厳禁

身体や手足を緊縛する際には、細心の注意が必要です。

ある程度はしっかり縛らないといけないとはいえ、あまりにキツく縛ると、身体に縄の跡が残ってしまう可能性があります。

翌日の生活やお仕事に影響が出てしまうかもしれないので、注意しましょう。

また、緊縛によって血流が途絶え、うっ血してしまうようなキツい縛り方は厳禁。

血流が途絶えると、その先の体組織が壊死してしまうためです。

もし縛られた側が身体に痺れを感じるようなら、それは血流が途絶えてしまっている証拠なので、すぐに縄を解いてください。

 【緊急時の用意として刃物類を準備しておくと良い】

緊急時には縄を切断してでも血流を戻せるように、刃物類をすぐに取り出せるような場所にしまっておくのも大切です。

ただし刃物によって身体を傷つけないよう取り扱いには注意しましょう。

初めて緊縛プレイをする方におすすめの縛り方

ここからは緊縛プレイを挑戦したい方に向けて、初心者におすすめの縛り方について解説します。

具体的な縛り方の前に、まず基本として“縄は二つ折りにして二重の状態で縛る”ことを覚えておいてください。

中ほどに結び目を作って途中から分けて縛る場合もありますが、基本的には二重の状態で縛っていきましょう。

【POINT】

縄は二つ折りで使うため、上半身全体を縛る場合は7メートル程度の長さは必要になります。

初心者は「股縄縛り」をマスターしよう

股縄縛りは、簡単に表現すると「縄でふんどしを締める」感じの縛り方です。

「身体をガッチリ拘束する」というよりは、縄で縛られていること自体を楽しむタイプの緊縛方法と言えますよ。

また、この縛り方は洋服の下に隠せるので、縛ったまま服を着て外出も可能です。

「恋人に股縄縛りをしたまま、ラブホテルへと出かける」など、羞恥プレイの一種としても楽しめるでしょう。

 【POINT】

ロープや紐の端同士をつなげる結び方の巴結び・本結びはSM用ではなく、日常生活でも使われる方法。

検索すれば動画もあるので、参考にしてみるのも手です。

また、余った分の縄はもう一周腰に巻いたり、後ろ側で挟んだりして留めておきましょう。

性器に当たる位置でコブを作るように結び目を作ると、刺激をプラスできておすすめです。

「後手縛り」や「足首縛り」は拘束プレイにもピッタリ

手首を縛る、足首を縛るといったプレイは、基本となる縛り方です。

「手首や足首を固定して動けなくする」ことから、拘束プレイとしての要素が強くなります。

手首と足首の縛り方には共通する部分が多いため、まとめて解説していきましょう。

【より上級者向けのやり方も】

縄の長さが十分あるなら、絞まらない程度の首に縄を巻き付けて、手首や足首と繋げてしまうことも可能です。

ただし、複数個所の緊縛は少し難易度が高いため、十分に緊縛プレイに慣れた段階でおこないましょう。

慣れてきたら上半身全体を縛る「菱縄縛り」にも挑戦してみよう

緊縛プレイと言えば、上半身全体を縄で縛っているイメージが強い方が多いかと思います。

基本的な縛り方に慣れてきたら、いよいよ本格的な上半身全体にも挑戦してみましょう。

上半身全体を縛る方法としては「亀甲縛り」が有名ですが、初心者はまず基本形である「菱縄縛り」から始めるべきです。

※結び目で上下の頂点、通した縄で左右の頂点を作り、菱形を形成していきましょう。

※なお縄の長さが十分であれば、後ろ手で手首を縛ることも可能です。

基本形と言ってもかなり複雑で手順も多いので難しいかもしれませんが、この菱縄縛りができればその派生形である亀甲縛りの感覚も掴みやすくなりますよ。

【亀甲縛りとの違いとは】

亀甲縛りと菱縄縛りは基本的な部分はほぼ一緒と言えます。

身体を縛る縄が菱形になる場合「菱縄縛り」、六角形となると「亀甲縛り」として区別されることが多いです。

SMっぽさ全開！緊縛プレイでのおすすめの責め方

緊縛プレイは、女性の身体を縛る行為自体が愛撫と言えますが、他のプレイと組み合わせるとより大きな快感が得られます。

ただし緊縛プレイは、縛られた方は身動きが取れなくなりがちな行為。

そのため基本的には、縛った側が自分から動いてプレイを組み合わせなければならず、どのように責めればより効果があるのかをしっかり覚えておく必要があるでしょう。

では実際に、効果的な責め方にはどういったものがあるのか、解説していきます。

【“縛る”以外のSMプレイはこちらをチェック】
SMプレイおすすめのやり方30選！道具やうまくいかせるためのコツや注意点を解説

縛られた姿を鏡で見せることで羞恥プレイにもなる

菱縄縛りや亀甲縛りのような女性の上半身全体を縛り上げるプレイは、女性自身にその姿を見せると羞恥プレイのひとつとしても使えます。

これらの縛り方は、ただ単に縛るだけではなく完成形の美しさも官能的なシチュエーションを演出。

また、縛られた姿を鏡越しで見せることで羞恥的な責めとして成り立ちます。

このような上半身全体を縛る方法は、練習が必要になり初心者には難しい行為。

中級者～上級者向けではありますが、美しく縛り上げられた様を鏡越しに写すと、羞恥効果は高まります。

手足を縛っての放置プレイは定番

手足を縛ってそのまま放置するのは、身体の自由が利かないようにする緊縛プレイにおける責め方の定番となっています。

【POINT】

股縄縛りのように下半身を緊縛する方法は、バイブやディルドなどのアダルトグッズを女性に挿入し、そのまま縄で固定することも可能。

そういったディープな責め方をするのも効果的です。

ただしいくら放置プレイと言っても、完全に相手から目を離してしまうのは危険です。

放置している間にうっ血して組織が壊死してしまうかもしれませんし、そもそも長時間縛ったままにしておくと身体に跡が残ってしまう可能性も。

あくまでも「手は触れないけれども近くで様子は見られる」程度の場所で、何か起こっても対処できるようにしておきましょう。

あえて手を触れずに見守りながら、言葉責めと組み合わせるのもグッドです。

縛った状態での挿入には縛り方の選択が大切

緊縛プレイでは縛り方によっては挿入がしにくくなることも。

挿入を目的としているのであれば、どのように縛るかは大切になります。

股縄縛りや菱縄縛り、亀甲縛りなどの本格的な縛り方は、実は挿入時にあまり適していません。

これらの縛り方は股間に縄を這わせるため、挿入しようとすると縄が邪魔になってしまいます。

したがって、緊縛プレイをしつつ挿入する行為を重視するなら、手足のような部分的に拘束する方法がおすすめです。

 【股間に縄を這わせる縛り方でも挿入はできるが微妙かも】

股間に縄を這わせる縛り方のままでも、縄を横にずらしたり、二つ折りにした縄の間から挿入したり、といった方法もあり、まったく挿入ができないわけではありません。

しかし無理に縄をずらしたり動かしたりすると、肌を巻き込んで痛みや傷の原因となることも。

緊縛プレイ中に挿入をしたいのなら、股に縄を通す縛り方は避けるのが無難です。

SM系の風俗店でも緊縛プレイを楽しむことができる

プライベートで緊縛プレイをするのが難しい場合は、SM系の風俗店を利用するのも手です。

対応している風俗店だと、「縛る側」や「縛られる側」でサービスやコースが分かれているケースが多いので、自分の性癖に応じてお店やコースを選ぶと良いでしょう。

また、「縛ってみたいけれど、縛り方がわからない」とお悩みの際は、こうしたお店だとプレイ前にスタッフが縛ってくれる場合もあります。

最初から女の子が縛られた状態で部屋に待機してもらうこともできるため、「縛る手順よりも縛られた状態の美しさが好き」という方にもピッタリです。

 【POINT】

緊縛プレイはそもそも慣れが必要なプレイ。

最初は緊縛に慣れているSM系風俗店の女の子を相手に、試してみるのがより安心です。

緊縛プレイはビジュアルにもこだわった複合プレイ

緊縛プレイは、単純な拘束プレイではなく、拘束プレイの要素とビジュアル的な美しさを兼ね備えたプレイです。

もともと捕縛術といったものから発展してきた背景もあり、縛り方ひとつとっても日本的な美学を感じられるのも、おすすめポイントと言えます。

他のプレイではなかなか味わえないような、インモラルな魅力を味わえる緊縛プレイ。

ぜひ紹介したさまざまな注意点を意識しつつ緊縛プレイを楽しんでみてください！

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